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「コーヒーは苦い」はもう違う?!浅煎りコーヒーとの出会い

「コーヒーって苦いからちょっと苦手…」
「目を覚ますために飲むだけで、正直そんなに美味しいと思ったことはない」

そんなふうに感じている方にこそ知ってほしいのが、“浅煎りコーヒー”の世界です。

まるで果実を思わせるようなフルーティーな香りと、スッキリと軽やかな口当たり。
アイスコーヒーや水出しとの相性がよく、暑い季節にも“ごくごく”飲みたくなる爽やかさがあります。

このブログでも紹介をしている「北欧の文化」
実は、北欧では浅煎りがスタンダードでほとんど浅煎りのコーヒーが飲まれています。

この記事では、そんな「浅煎りコーヒー」の魅力や、北欧のコーヒー文化とともに、その楽しみ方をご紹介します。


目次

浅煎りコーヒーとは?|“軽やかで香る”焙煎のちがい

コーヒーは、生豆を焙煎(ロースト)することで香ばしさと味わいが生まれますが、その焙煎の深さによって味の印象が大きく変わるのをご存じでしょうか?

  • 深煎り:しっかりとした苦味、コク
  • 中煎り:バランス型、親しみやすい味
  • 浅煎り:酸味や香りが際立つ、軽やかな味

とくに浅煎りは、果実感や紅茶のようなフローラルさを感じやすく、コーヒー本来の“素材の個性”が見えてくるのが特徴。

焙煎が軽い分、苦味が少なく、繊細な香りや明るい酸味が前に出てきます。

また、焙煎度の表現については、あまり明確に分けられてないのが現状です。
「あのお店では浅煎りと言っているものが、他のお店では中煎りくらい」といったことも結構あるので、
ぜひお店の人と話しながら自分の好みに合ってそうなものを選んでみてください。


コーヒーの精製方法??焙煎だけではない味の違いについて

コーヒーチェリーの画像

「浅煎り=酸っぱい」と思われがちですが、じつは精製方法や豆の品種によって、味わいは驚くほど変わります。

例えば、精製方法(収穫したコーヒーチェリーをコーヒー豆に加工していく方法)だけをとっても──

  • ウォッシュド(Washed):クリーンでスッキリとした味わい。柑橘系や紅茶のような繊細な酸を感じやすい。
  • ナチュラル(Natural):果肉ごと乾燥させることで、ベリーやワインのような甘酸っぱさが特徴。
  • ハニー(Honey):やさしい甘さとまろやかさが魅力、両者の中間のようなバランス感。

また、豆の品種や産地によっても、「白桃のように華やか」「ミルクチョコのようにやわらかい」といった違いが出てきます。

だからこそ、“浅煎り”とひとくくりにせずに、自分の好きな風味を見つけていく楽しさがあります。

「酸味がちょっと…」という方も、ぜひ毛嫌いせずにいろんな豆を試してみてください。

フルーツのようなジューシーさや、香水のような余韻に、「コーヒーってこんなに面白いんだ」と思えるときが来るかもしれません。


北欧で主流の「浅煎り文化」|コーヒー先進国のスタンダード

浅煎りコーヒーは、北欧諸国(スウェーデン・フィンランドなど)ではごく一般的な飲み方

北欧は、実はコーヒーの消費量が世界トップクラス。

そんなコーヒーが根付いている北欧には、世界的にも有名なコーヒーロースターが多くあります。そんな彼らは浅煎りのコーヒーをメインに取り扱っており、浅煎りコーヒー文化を広めるのに大きな影響を与えていると思います。

La Cabra(ラ・カブラ)、Tim Wendelboe(ティム・ウェンデルボー)、The Coffee Collective(ザ・コーヒー・コレクティブ)など、僕も大好きな北欧のロースターたちについては、また別の記事でじっくりご紹介できればと思っています。

よくカルダモンロールと一緒にコーヒーを飲むのですが、深煎りよりも浅煎りの方がスパイスの香りを感じやすいなと思うので、その辺りの食べ物との組み合わせでも浅煎りが好まれているのかもしれないですね。

⇩以前紹介したaprilも北欧デンマークを代表するコーヒーロースターです。
 こちらも浅煎りコーヒーを取り扱っており、自作したドリッパーも自宅で簡単に浅煎りコーヒーを淹れられるのでおすすめ


フルーティーってどういうこと?|“コーヒーらしくない”のが魅力

浅煎りコーヒーを飲んだときに感じる「フルーティーな味わい」──

これはたとえば、

  • いちごのような甘酸っぱさ
  • オレンジやレモンなど柑橘系のスッキリとした酸味
  • ジャスミンやハーブなど紅茶に似た華やかさ

そのほかにも白桃や洋ナシ、アプリコットなどと説明されているのもよく見かけます。

一口目で「えっ、これがコーヒー?」と驚かれることも少なくありません。

それまで「苦くて飲めなかった…」という方が、浅煎りからコーヒーを楽しめるようになったという話もよく聞きます。

カフェラテなどのミルクドリンクにしか手が出せなかった方も、浅煎りならブラックでも飲みやすいという声も。


水出しでごくごく楽しむ コールドブリューのすすめ

暑い季節にもぴったりな浅煎り。
水出し(コールドブリュー)にすると、苦味がさらに抑えられ、まろやかで果実感のある味わいに仕上がります。

作り方も簡単で、寝る前に仕込んでおけば翌朝すぐに楽しめるのも嬉しいポイント。

暑い日に、氷たっぷりのグラスに注いで。
ちょっとした“ごほうび時間”が、自宅でも味わえます。

⇩アイスコーヒー飲む時に使ってほしい、涼しさ抜群のコーヒーグラスです。
 ぜひチェックして、この夏アイスコーヒーを楽しむ相棒を探してください!

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この記事を書いた人

こんにちは、よしだです。

コーヒーとお菓子、そして北欧の暮らしが好きで、このブログを始めました。
本業ではコーヒーに携わりながら、少しでも多くの人にコーヒーのある暮らしを満喫して欲しいと奮闘しています。

このブログでは、もうすこし視野を広げて
「日常のなかで楽しめる、小さなご褒美」のような北欧時間をテーマに、
・コーヒーのある暮らし
・好きな器やカップ
・北欧の文化
について自分の勉強も兼ねて紹介しています。

同じように、ちょっと丁寧に暮らしたいなと思っている方に、
少しでも参考になることがあれば嬉しいです。

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