いつもの一杯を、ちょっとだけ丁寧に。
コーヒーを淹れる時間は、一日の中で自分と向き合える、静かで穏やかなひとときかもしれません。
今回は、私も愛用している「Kalita Wave(カリタ・ウェーブ)」を使った基本の淹れ方をご紹介します。
Kalitaは日本のメーカーですが、シンプルで美しいデザインが評価され、北欧のカフェなどでもよく使われています。
このドリッパーは、安定した抽出ができる構造と、なにより美しいデザインが魅力。
「ハンドドリップって難しそう…」という方にも、安心して試していただける器具なんです。
Kalita Waveって、どんなドリッパー?
Kalita Waveは、底が平らな「三つ穴構造」が特徴のドリッパー。
コーヒー粉の層が安定しやすく、お湯の流れをコントロールしやすいため、味にムラが出にくいのが大きなメリットです。
また、専用の「ウェーブフィルター」は波形になっていて、ドリッパーとの接地面を最小限に。これにより、お湯がたまりすぎるを防ぎ、クリアで雑味の少ない味わいを引き出してくれます。
用意するもの
- Kalita Waveドリッパー(2サイズ展開していますが、1人用の155がフォルム的に好きです。)
- ウェーブフィルター(サイズにあったものを用意しましょう)
- コーヒー豆:15g
- ケトル(細口が理想)
- タイマーとスケール(タイマーとスケール(どちらも兼ねたタイプがあると便利))
- サーバーまたはマグカップ
- 温度計(お持ちでない方はわかしたてのお湯を1分ほどおいてから使ってください。)
基本の淹れ方(1杯分)
- 器具を温めて準備
- ドリッパーにフィルターをセットし、お湯をかけてサーバーとドリッパーを温めておきます。器具を温めるとともに、フィルターをドリッパーにピタッとさせて、コーヒーを淹れる前の状態をなるべく同じ条件するためです。
- ドリッパーにフィルターをセットし、お湯をかけてサーバーとドリッパーを温めておきます。器具を温めるとともに、フィルターをドリッパーにピタッとさせて、コーヒーを淹れる前の状態をなるべく同じ条件するためです。
- コーヒー豆を挽く
- 中挽きに挽いた豆を、15g入れます。
- 豆はできれば直前に挽くのが、コーヒー時間を楽しむうえではおすすめ。淹れる前からコーヒーの香りを楽しめます。
- 1投目 40g( 蒸らし)
- 90℃前後の40g注ぎ、コーヒー粉全体を湿らせます。
- 円を描くようになるべく縁のウェーブ部分にはお湯が当たらないように注ぎましょう。
- ここで40秒ほど蒸らすことで、ガスが抜け、均一に抽出されやすくなります。
- 2投目 +90g
- 1投目同様に円を描くように+90g(合計130gまで)お湯をかけていきます。
- あまり強い勢いではなく、ケトルから真下にお湯が落ちるくらいの勢いで注きましょう。
- 3投目 +100g
- ドリッパーの真ん中めがけて、回さずに+100g(合計230g)までお湯をかけていきます。
- お湯の勢いは2投目と同様で真下にお湯が落ちるくらいの勢いが良いです。
- 抽出終了
- 上から除いて、お湯が表面から引いていたらドリッパーをサーバーから外します。
- 長い間サーバーに放置していると、苦み・雑味のあるコーヒーが滴ってきます。
- コーヒーをお気に入りのマグに淹れて楽しむ
- この工程の中で一番重要なことです。
- お気に入りのマグ、あったらちょっとお菓子を添えてコーヒーを楽しむ。
淹れているときも、飲んでいるときも、その時間と香りを楽しんで
ぜひ、上記を参考にコーヒーを淹れてみてください。
きっと穏やかな時間と美味しいコーヒーを楽しめるはずです。
Kalita Waveは、浅煎り〜中煎りのコーヒー豆とも相性が良く、豆の持つ香りや明るい酸味とやさしい甘さを引き出してくれます。
また、ゆっくりとお湯を注いでいくためか、コーヒーを淹れている時間そのものを満喫できるドリッパーだと思います。(実際にコーヒーを淹れるのにかかる時間が長いわけではありません。)
忙しい朝や、午後のひと息に、ちょっと丁寧に淹れてみるだけで、不思議と心まで整うような気がします。
まとめ
ハンドドリップは「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、Kalita Waveなら安定した抽出がしやすく、安心して始められます。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、それもふくめて、コーヒー時間の楽しみ。
あなたの暮らしの中に、ぴったり合う一杯が見つかりますように。
このKalita Waveの記事が気に入った方は、「おすすめの北欧マグカップ」記事もぜひ読んでみてくださいね。お気に入りの器と一緒に、コーヒーの時間がもっと楽しくなります。
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